絵画などを飾る目的は室内装飾の価値を高めることにあります。
ですから、そのために利用されるクリックレールなどのピクチャー・レールは、インテリア・デザインに調和したものでなければなりません。
クリックレールを取り付ける前に
クリックレールを取り付けるために、まずクリック&コネクトを壁面に取り付けます。
クリックレール・ミニ以外のシリーズ…クリック&コネクトをネジ留めする場合
不燃材である石膏ボードは、土を固めたような材質のため、釘やネジが効きません。
絵画などを安全に架けるために、クリック&コネクトは壁の下地芯材(間柱や天井下地材)の部分にネジでしっかりと留めてください
(トップレールの場合はレールを直接壁際の天井面にネジで留め付けます)。
※商業施設などでは壁に金属製の芯材が使われていることもありますので、ご注意ください。
クリックレール・ミニ…クリック&コネクトを細釘で取り付ける場合
3本の細い釘を異なる角度で打つことで、下地芯材のない部分(中空部分)の石膏ボードにも取り付けることができます。
※3本釘を利用してクリックレール・ミニを取り付ける場合、レールは横にスライドさせないとうまく外れません。
レールを横に動かせない場所に設置すると、取り外しは非常に困難になりますのでご注意ください。
※3本釘が対応するのはクリックレール・ミニのみです。
一般的な中空壁の芯材の位置:関東では一般的に45.5cm間隔で芯材が入っています。
※石膏ボードは通常12mmです。2枚重ねて施工する場合もあるので注意
壁の材質と取り付けの基本
レールの端から10cm以内の位置にクリック&コネクトがくるように取り付け、クリック&コネクト同士の間隔は出来るだけ近付けて取り付け、固定してください。
付属ネジ
芯材に取り付ける場合
芯材に届くようにクリックレール付属のネジで取り付けます。
付属ネジ
芯材のない部分に取り付ける場合
芯材のない部分に取り付ける場合は市販のボードアンカー等を利用し、その後それぞれのボードアンカーに適した市販のネジで固定します。また、芯材に取り付けられない場合、重量のあるものや貴重品を掛けるのはご遠慮ください。
※芯材が金属の場合はドリルが必要です。ネジも金属用をご用意ください。
市販のネジ+市販のボードアンカー
クリックレール・ミニを石膏ボードに取り付ける場合
クリックレール・ミニの場合は3本釘を利用します。それ以外の場合は市販のボードアンカー等を利用し、その後それぞれのボードアンカーに対応するネジで固定します。
3本釘
コンクリートにアンカー用の下穴を開けてから、クリックレール付属のアンカーを埋め込み、その後、ネジで固定します。
※コンクリート用アンカーを打ち込む場合、5.5mmのドリル刃をご使用ください。
※コンクリート材の場合は振動コンクリートドリル及びコンクリートドリル用の刃など の道具が必要になるため、工務店など専門家に依頼することをおすすめします。
付属ネジ+アンカー
※アンカーは基本別売。クリックレール2Mセットにのみ付属
クリックレールの取り付け 中空壁の場合
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樹脂製のクリック&コネクトをしっかりと壁面にビス留めします。
中空壁の場合は木質の下地部分に、芯材に必ず20mm以上届くようにビス留めしてください。
※クリックレール・ミニの場合は3本釘を利用して中空部分に留めることもできます。
レールの両端から10cm以内にクリック&コネクトを取り付けることをお勧めします。 -
レール取り付け位置の左右端に鉛筆でネジ穴の中心の印を付け、糸を張るなどして水平線を出します。
1Mあたり3個のクリック&コネクトの取り付けが推奨されています。 -
レールをつなぐときは、中間のレール結合部にクリック&コネクトを付けて、それにレールの両端をカチリとはめます。
(指定の長さでのレールのカットも承りますのでお問い合わせください。)
壁が90度に曲がる部分ではコーナー・コネクタを使用します。 -
レールをクリック&コネクトにカチッと音がするまではめ、両端にエンドキャップを取り付ければできあがりです。
※ネジ留めしたクリック&コネクトにはめたレールを取り外したい場合は、レールを横にスライドさせるか、レールとクリック&コネクトの隙間にマイナスドライバーなどを入れてひねると簡単に外せます。
3本釘を利用して取り付けたクリックレール・ミニは、横にスライドさせる方法でしか外せません。レールを手前に無理に引っ張って外そうとすると、石膏ボードが破損しますので、ご注意ください。